①⑤③⑥④②5立ち木を伐採し、枝部分を切り落としたもの。建具には強度・耐久力ともに適している赤身の部分を主に使用します。30㎝以上の丸太を挽く場合は、まず四ツ割にし、その周辺を図のように相互に1通りずつ挽きます。建具材の場合は、節等がないことが原則であり、死しに節ふし・ヤニツボ・アテ等がある場合は、切除します。蒸気式と燃焼ガス式があります。乾燥程度を自由に調整でき、7日〜10日と短時間で完了しますが、設備費がかかることと材のロス率が高いのが難点です。通風および立地条件を考え、桟積(横積)または立てかけて乾燥させます。大量の木材が色艶よく仕上がりますが、時間がかかる上、気乾含水率以下の乾燥は困難です。乾燥した平割り材を、木もく理り・材色に配慮しながら、効率よく、建具の部分材料に切断します。木の質・色・目の走り方等、素材にこだわり厳選することで、美しい仕上がりと耐久性が保証されます。丸太の39%だけが、建具の材料として生かされています。優れた建具には、素材の厳選と工法が何より大切です。または1 丸太2 柾目に製材3 平割り(柾目)4 人工乾燥4 天然乾燥5 木取り材6 製品■ 木材から製品まで建具の製品ができるまで
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