1. 製品試験室中央研究所の2つの役割中央研究所紹介● 断熱性試験JIS A 4702 / JIS A 4710枠付き扉などの断熱性能を計測する試験。環境試験室の片方を0℃、他方を20℃で設定し運転。そのままでは界壁に設置した試験体を通して20℃側の室内温度が低下しますが、これを20℃に保つためにどれだけ電力を消費するかを計測します。● モックアップ施工試験棟試作品、非公開品の設置が可能。木軸工法への施工や大型製品の設置もできます。お客様に実際に最終のご確認をしていただき、正式なご発注をいただきます。● 耐衝撃性試験扉表面に15kgの砂袋で振子式に衝撃を加え、扉表面に貫通又は接着層の剥離がないことを確認する試験。● 通気量計測試験JIS A 2201(準拠)戸と枠や床の隙間、ガラリ・ルーバーなどの通風孔からどの程度空気が流れているかを計測する試験。気密性の高い室の一面に試験体を設置し、室内から室外に空気を排出した際に、試験体を通してどの程度空気が流入しているか計測します。● 音響透過損失計測試験JIS A 4702 / JIS A 1416(準拠)枠付き扉や壁などの遮音性能を計測する試験。最大95dBまで出力可能な音響設備を備えた2室結合型残響室で、2室の界壁に試験体を設置して、2室各々音圧を計測し、その差をもって音響透過損失の数値を導き出します。性能の数値化耐環境性遮音性断熱性通気性耐久性中央研究所には、製品の性能確認を社内試験で実施し、各種評価試験に備えて基礎データを充実させる製品試験室とお客様と共に仕様の検討を行い、お客様・協力工場・社員に知識向上の場を提供するモックアップ展示場の2つの役割があります。温熱環境計測試験試験資材設置台作業スペース研究室気密試験曲げ試験受音室音源室モックアップ施工試験棟試験準備品● 開閉繰返し試験1分間あたり7〜10回の速度で扉を開閉させ、扉の開閉機能を確認する試験。(引戸・開戸両方試験可能)118ドアのエキスパートとして、自社の環境試験設備で確かな品質と安全を自然の恵みである「木」は、温度や湿度といった外的要素の影響を多大に受ける素材です。そこで ABE KOGYOでは、2005年から自社で環境試験設備を設け、木製建具の検証を行っています。人工的につくりだしたあらゆる条件の環境において製品がどのように変化していくのかを徹底的に検証。わずかな変化をとらえ事前に検証することで、設置・使用の際の問題を低減しています。しっかりとしたエンジニアリングの裏付けをもって生み出されるものこそ、信頼ある製品であると考えています。
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